私たちは、派手な会社ではありません。
宣伝よりも、現場に立ち、風を感じ、空を読み、
ひとつひとつの仕事を確かに積み重ねてきました。
国道の崩落現場。
夜明けの農地。
夏の花火、春の夜桜。
そして、学校や防災の現場。
どの空にも、私たちの小さな機体がありました。
それは“仕事”というよりも、
「誰かの役に立ちたい」という想いの延長線です。
地域のため、安心のため、未来のため。
その想いが、青空合同会社の原動力です。
はじまりは、静かな決意から
令和5年4月1日。
コロナ禍で人々が外に出られず、町も元気を失っていた頃。
「この地域をもう一度、笑顔にしたい」──その一心で、
自分の出資と地域の仲間の協力でICTパークを借り上げ、
感染明けを待たず、誰よりも早く“地域初のイベント”を開催しました。
テーマはドローン。
空から希望を届けることが、当時の私たちにできる精一杯の挑戦でした。
このとき感じた、
「空が動けば、人の心も動く」という手応えが、
青空合同会社の出発点です。
静かに燃えるもの
ドローンという技術を信じています。
けれど、私たちが本当に信じているのは、
その先にいる“人”の力です。
災害で困っている人の姿。
農作業で汗を流す人の背中。
学びたい子どもたちの目の輝き。
その一つひとつに、
「空から支えられること」がまだあると信じています。
だから、派手に燃え上がる炎ではなく、
静かに、長く、消えない炎を胸に抱いて飛び続けています。
北海道初 TEC-FORCEドローン隊として
令和7年、青空合同会社は
北海道で初めて国のTEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)ドローン隊に登録されました。
これは、私たちの技術力や資格以上に、
「責任を果たす覚悟」が評価された証です。
国の現場にも、地域の現場にも、
同じ姿勢で向き合います。
安全に、誠実に、確実に。
その一回の飛行が、
誰かの安心や希望につながることを信じて。
すべては、“好き”から始まった
ドローンが好きでないと、ここまではできません。
技術も、制度も、現場も変わり続ける中で、
「好き」という気持ちだけが、私たちを前へ動かしてきました。
だから教えます。
次の世代に、空の楽しさと責任を。
講習や授業では、ただ操縦を教えるのではなく、
「人のために飛ばす」という意味を伝えています。
地域とともに生きる
鷹栖町の夜桜フェスタ、夏の花火大会。
旭川の建物診断、農薬散布や播種支援。
どれも“地域から必要とされた”現場です。
「地域の誰かが笑顔になる」──それが私たちの報酬です。
私たちの信念
見せるためでなく、支えるために飛ぶ。
青空合同会社は“見せるため”に飛ばしていません。
“支えるため”に飛ばしています。
技術の派手さよりも、責任の重さを知っている。
それが、地域と共に歩む“静かな青い炎”のドローン隊です。
静かな青い炎で、これからも
青空合同会社の活動は、
見た人に驚かれるほど派手ではありません。
でも、知る人は知っています。
現場で、地域で、国の仕事で。
いつも変わらず“静かに燃えている会社”があることを。
これからも、空からできることを探し続けます。
人のために、地域のために、そして未来のために。